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第十二回 「最後に、、、」
ついにこの「得々ワインの基礎知識」もセミナーは最終回となります。来週は 得々博士、夏休みを頂きますので、メルマガはお休みとなります。そして、9 月9日の第十三回は、、、
【得々ワインフォーラム的中間テスト!】
食欲の秋、宴会の秋、恋の色褪せる秋。あなたのワイン力を確かなモノとして、 イベンティーな年末年始の貴方の運を上昇させていきましょう!問題製作、Ja vaScript製作は混迷を極めております。果たして発行は間に合うのか!?
では、今週の−得々ワインの基礎知識−始まりで御座います。
ワインは、日本酒やビールと違って、いや本当は何も変わらないのですが、
「ワインが好きなんです♪」 → ワインが趣味。
「ビールが好きなんです♪」 → お酒好き。
「日本酒が好きなんです♪」 → サムライ。(ウソです)
というような図式が、ここ日本ではやっぱりありますよね。ないですか?もう 少しご説明させて頂きますと、
「ワインは始めにくい」 「ワインは知識が必要」 「ワインはめんどくさい」
などなど、およそビールなど他のアルコールには無い参入障壁???が御座い ますね^^。今回の −得々ワインの基礎知識− を最初からお付き合い頂いた 読者の方々は、ボジョレーヌーボーに見向きもしないフランス人の存在を身近 に?感じて頂いておりますので、おそらくそのような先入観も大分薄らいでい るのでは?もしそうであるならば、このメルマガを続けている意味も少しはあ るように思もっておりまする^^;
でも、ワインには、ドラマ、ウンチク、演出効果など、日常のカジュアル・ワ インライフをお金を掛けずにリッチにする種には、事欠かないこともおそらく ご存知のはず。ワインにまつわる様々な逸話や伝聞もワインの魅力のひとつで すよね?では、そんなお話をどこで手に入れるか?
書籍?レストラン?酒屋さん?ソムリエ?ワインスクール?理想的な形はどの ようなものとお考えでしょうか?得々博士的オススメは、、、、
「出会い」、、、、、、、です。
おそらく読者の皆様は、ワインの情報が欲しいのではありません。逸話を研究 したい方はごく少数でしょう(笑)貴方は、ちょっとした感動の瞬間に喜びを 感じていらっしゃるはずです。
とすると、情報そのものよりも、その情報とどのように出会うか?どのように 提供してもらえたか?が重要になってくるはずです。
ですので、ワインにまつわる様々な素敵なお話を手に入れるなら、そういうお 話で
「貴方を楽しませたい」
と思っている人から仕入れるのがベリーナイスです。そのような人と「出会え」 たら、その幸運に感謝し、味わいつくしましょう。
得々博士が最初に聞いた「ワインのお話」は、、、、
ずいぶん前ですが、ある方とフレンチレストランに食事に行きました。お昼で す。フレンチなどという言葉も知らず、特に食事を共にしたい相手でもなく、 楽しくも無いままその時間を過ごすことになりました。
何を食べたかはほとんど覚えておりませんが、前菜が「鴨の冷製サラダ」だっ たことだけはしっかり覚えておりまする^^;。たぶんレストランで鴨を食べるの は初めてだったと思います。すごく美味しくて、
「ハンバーグとステーキ以外にも美味しいお肉があるんだなぁと」
口には出さずに黙って食べておりました、、、、、(笑)。
その時に1人のおじさんが、得々博士の食事相手Fに、
おじさん:「ワインはいかがでしょうか?」
食事相手F:「そうですね、、、。(得々博士を見て)どうする?」
得々博士:「(ウム)」うなずく。
そのあとはなにやら、おじさんと食事相手Fで30秒ほど密談、、、、、。しば らくして細身の、薄いグリーンのビンに入ったワインが運ばれてきたのです。 そのおじさんは、よくわからないうちに、しかもほとんど動かず、コルクを抜 いて、食事相手Fのグラスに、そのワインを注ぐのでした。
ほんのチョットだけ、、、。
おそらく、テイスティングだったのですね。食事相手Fが何かをいってからワ インを継ぎ足し、得々博士のグラスにもワインを注いでくれたのでした。
やっぱり、ほんの少し、、、、。
そのおじさんは、しっかりとお辞儀をして、ゆっくりとグラスにワインを注ぎ ました。そんな風に何かを注いでもらったことのなかった得々博士は、すごく 緊張しつつも、ちょっと嬉しかったことを今でもしっかりと覚えております。
しかし、その時の得々博士は、すぐにワインに手を出すほど素直ではなかった ので、ワインには手を付けず「鴨肉」をつまみ続けたのでありました。し、し かし、食事相手Fの明らかに、ワインと鴨を堪能しているのに耐えられず、 (基本的に食いしん坊!)思わずワインに手を出し、一口含んだのでした。
得々博士:「美味しい!」
おそらくレストランに入ってから初めて発した「明るい言葉」。かすかに甘く、 果物の汁のようなんだけど、香りがあって、お水よりもずいぶんとトロ〜リと していて、それまで刺激をされていなかった感覚が目を覚ました瞬間でした。
その時、
「安心いたしました。白ワインがお好きな方は 必ず赤ワインへ行きますよ(笑)」
ビックリです!後ろからした声の主は、さっきのおじさん、得々博士がワイン を飲むことをず〜っと後ろで待っていたのです。
もう完全におじさんのペース(笑)
「お坊ちゃまのお年で、このワインが美味しいとなると、 将来が楽しみでございますね(笑)」
細く、品の良い笑い声が、やわらかく心地よかったのか、
得々博士:「美味しいですね。白ワインが好きだと、 赤ワインが好きになるんですか?」(日本語的に意味不明w)
おじさん:「そうですねぇ〜。皆さんとは申しませんが、白がお好きな方は、 ほとんど赤にいらっしゃいますね。お坊ちゃまは、必ず赤ワインをお好きにな りますよ(微笑)」
得々博士:「ふ〜ん」
その時は気が付きませんでしたが、そのおじさんの襟元にあったのは、おそら く「ソムリエバッチ」だったと思います。しかも、「シニアソムリエ」。
「(そうかぁ〜僕は将来赤ワインが好きになるんだぁ〜)」
まともな赤ワインなどはその時はまだ知りませんでしたが、その時レストラン にいらした方々のいくつかのテーブルには、綺麗な赤い液体で満たされたグラ スがありました。カッコいいなぁ〜と思うと同時に、それを好きになると言わ れてすっかり機嫌を良くしてしまいました。
得々博士:「美味しいね」
食事相手F:「そうか、それは良かった」
中学生だった得々博士は、アルコールが回り、その後は、グラスのワインをす べて飲み干すというようなことはありませんでしたが、普段会話をしない父と も、少しだけ会話を交わしたように記憶しております。たぶん、おじさんはそ れも見ていたでしょうね(笑)
この時のワインはドイツワインでした。今思えば、すべてがサービスにあふれ ていました。
・フレンチレストランで、ドイツワイン。
・お肉料理に白。
・生意気な中学生に勧められた一杯のワイン。
・中学生が一口味わうのを、じっと待っていてくださったソムリエの配慮と ユーモア。
・そして、忙しい中そんな気を利かせてくれた父。
得々博士のワインのスタートは素晴らしいものでした。
このおじさんは、私の知っている「最高のソムリエ」です。この方に出会えた ので、ワインへの印象がず〜〜っと良いものになったのです。ありがとう御座 いました。
だから得々博士はワインが好きになってしまったとさっ、、、、、おしまい。
皆様の週末に、素敵な出会いがありますように♪
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